忍野村(歴史)概要: 忍野村は古くは宇津湖という大きな湖があり周辺には縄文時代の遺跡が点在し豊かな地域だったと思われます。延暦19年(800)の富士山の噴火により宇津湖は忍野湖と山中湖の2つに分かれ多くの集落も溶岩により飲み込まれたと思われます。
その後、富士山の噴火鎮護の為、忍草浅間神社と内野浅間神社が創建され、特に忍草浅間神社では源頼朝の富士の巻き狩りの際、参拝に訪れ武運長久の祈願を行っています。
中世に入ると富士山信仰が広がり忍野八海の湧水が信仰の対象となり、富士山遥拝の際に八海巡拝が行われるようになりました。江戸時代に入ると谷村藩に属し、宝永2年(1705)以降は天領となりました。
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