富士吉田市(歴史)概要: 富士吉田市は古くから北口本宮冨士浅間神社の門前町として発展した町です。特に中世に入ると富士山信仰が盛んになり、短冊型に地割された町並みには多くの御師住宅が建ち並び自治組織的な体制が執られたとされます。
室町時代に入ると小山田氏が支配し、さらに小山田氏が従属した甲斐守護職の武田氏と相模の北条氏との領地境界付近にあった為、双方の軍事的拠点となりました。
武田氏が滅び徳川領を経て豊臣領になると甲府城に入った浅野長政の家老浅野氏重が都留郡の領主となり吉田市場に触書を発布し保護に努めています。
江戸時代に入ると谷村藩に属し、特に藩主秋元氏は建築土木作事に長けた大名だった為、治水工事が行われ新田開発が進みました。宝永元年(1704)に秋元氏が移封になると天領となり新たに設けられた谷村代官所の支配となります。
江戸時代中期になると庶民の行楽が盛んになり、江戸でも数多くの富士講が組織され、富士山遥拝の拠点となった北口本宮冨士浅間神社の社運が隆盛し門前町も大いに賑わいました。
富士吉田市・歴史・観光・見所の動画の再生リスト
|